[00:16.759]「昨日人を殺したんた」
[00:19.072]君はそう言っていた
[00:21.944]梅雨時(shí)ずぶ濡れのまんま、
[00:24.758]部屋の前で泣いていた
[00:27.385]夏が始まったばかりというのに、
[00:30.052]君はひどく震えていた
[00:32.489]そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ。
[00:36.871]あの夏が飽和する
[00:56.701]「殺したのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ。
[01:01.716]もう嫌になって、肩を突き飛ばして、
[01:04.777]打ち所が悪かったんだ。
[01:07.339]もうここには居られないと思うし、どっか遠(yuǎn)いとこで死んでくるよ?!?br />[01:12.745]そんな君に僕は言った
[01:15.060]「それじゃ僕も連れてって」
[01:18.057]財(cái)布を持って、ナイフを持って、
[01:20.709]攜帶ゲームもカバンに詰めて、
[01:23.411]いらないものは全部壊していこう
[01:28.744]あの寫真も、あの日記も
[01:31.372]今となっちゃもういらないさ。
[01:34.135]人殺しとダメ人間の
[01:37.788]君と僕の旅だ。そして僕らは逃げ出した。
[01:46.139]この狹い狹いこの世界から。
[01:50.025]家族もクラスの奴も何もかも
[01:52.825]全部捨てて君と二人で
[01:55.515]遠(yuǎn)い遠(yuǎn)い誰もいない場所で二人で死のうよ。
[02:00.072]もうこの世界に価値などないよ。
[02:02.732]人殺しなんてそころ中
[02:03.596]湧いてるじゃんか
[02:06.150]君は何も悪くないよ
[02:08.780]君は何も悪くないよ
[02:27.298]結(jié)局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。
[02:32.157]そんな嫌な共通點(diǎn)で
[02:34.745]僕らは簡単に信じあってきた
[02:38.120]君の手を握った時(shí)、微かな震えも既になくなっていて
[02:43.367]誰にも縛られないで二人
[02:46.093]線路の上を歩いた。
[02:48.808]金を盜んで、二人で逃げて、
[02:51.455]どこにも行ける気がしたんだ
[02:54.137]今更怖いものは
[02:57.164]僕らにはなかったんだ。
[02:59.420]額の汗も、落ちたメガネも
[03:02.009]「今となっちゃどうでもいいさ。
[03:04.753]あぶれ者の小さな 逃避行の旅だ」
[03:16.184]いつか夢見た優(yōu)しくて、
[03:17.802]誰にも好かれる主人公なら、
[03:20.636]汚くなった僕たちも見捨てずに
[03:23.418]ちゃんと救ってくれるのかな。」
[03:26.146]「そんな夢なら捨てたよ。
[03:27.532]だって現(xiàn)実を見ろよ。
[03:31.463]シアワセの四文字なんてなかった、
[03:33.441]今までに人生で思い知ったじゃないか。
[03:36.817]自分は何も悪くねえと
[03:39.408]誰もがきっと思ってる?!?br />[03:56.933]あてもなく彷徨う蟬の群れに、
[04:00.541]水も無くなり揺れ出す視界に、
[04:03.350]迫り狂う鬼たちの怒號に、
[04:06.012]バカみたいにはしゃぎあいふと君けナイフを取った。
[04:10.088]君が今までそばにいたなら
[04:12.548]ここまでこれたんだ
[04:14.379]だからもういいよ。
[04:15.796]もういいよ」
[04:16.764]「死ぬのは私一人でいいよ」
[04:28.925]そして君は首を切った
[04:30.937]まるで何かの映畫のワンシーンだ。
[04:34.035]白晝夢を見ている気がした
[04:36.764]気づけば僕は捕まって。
[04:39.330]君がどこにも見っからなくって
[04:42.071]君だけがどこにもいなくって
[04:44.856]そして時(shí)は過きていった
[04:47.364]ただ暑い暑い日が過ぎてった
[04:49.957]家族もクラスの奴らもいるのに
[04:52.585]なぜか君だけはどこにもいない
[04:55.464]あの夏の日を思い出す。
[04:57.689]僕は今も今でも歌ってる。
[05:00.809]君をずっと探しているんだ。
[05:03.301]君に言いたいことがあるんだ。
[05:06.047]九月の終わりにくしゃみして
[05:08.440]六月の匂いを繰り返す。
[05:11.151]君の笑顔は
[05:12.542]君の無邪気さは
[05:14.113]頭の中を飽和している
[05:16.795]誰も何も悪くないよ。
[05:19.420]君は何も悪くはないから
[05:22.124]もういいよ。
[05:23.115]投げ出してしまおう
[05:24.703]そう言って欲しかったのだろう?なあ?