yukihiroのソロ?プロジェクトACID ANDROIDの新作が到著した。前作『13:day:dream』以來、なんと7年ぶりのフル?アルバム4作目である。今回もyukihiroがひとりでスタジオにこもり、すべてのトラックとヴォーカル、ミックスまで手がけて完成させた。楽曲制作は5~6年前から少しずつ進(jìn)めていったという。
前作から今作に至るもっとも大きな変化は、ヘヴィ?メタリックで激しいギター?リフが先導(dǎo)していくような攻撃的な曲がなくなり、シンセサイザー中心のエレクトロニックな側(cè)面が強(qiáng)調(diào)されていること。ここ最近のライヴでは本作収録曲がたびたび演奏されていたし、舊曲もこの新しい方向性に準(zhǔn)じてリニューアルされていた。ライヴをチェックしていた人ならこの変化はある程度予想できていたはずだ。
「音楽的な好み自體はそんなに変わってないんですけど、一回ギターからは離れてみようと思いました。今までのACID ANDROIDの音楽……いわゆるインダストリアル?メタルみたいなものは聴く分には今もかっこいい音楽だと思ってますけど、作るのは……少し飽きちゃいました(笑)。自分なりにやることはやったかなとも思ったので」
yukihiroによれば、インダストリアル的な音楽はミニストリー、ナイン?インチ?ネイルズといった代表的なアーティストによって音楽的なフォーマットが確立されていて、これまでのACID ANDROIDの音楽制作は、それにいかに自分なりのアイディアや感覚を加えて自分の音楽にしていくかを考えながらやってきた。そういうアプローチの方法はある程度やり盡くしたという思いがあるようだった。
そしてそれに代わるものとしてyukihiroの関心の対象に浮かび上がってきたのは、自分が若いころにリアルタイムで聴いていたデペッシュ?モードなど80年代ニュー?ウエイヴだった。
「デペッシュはずっと好きですし、今までの作品にも反映されてると思うんですけど……あの時代は新しくて尖ってるものはみんなニュー?ウエイヴと言われていたじゃないですか。その感覚みたいなものを改めて追求してみようと思ったんです。音楽を作る時、僕は常にそうですね。いわゆる天から降ってくる的なものは一切ない気がして。自分がかっこいいと感じた音とか曲を自分でもやってみたいという思いが強(qiáng)いんですよ」
そうして出來上がった『GARDEN』は、サウンド的には前作から少なからず変化しているが、しかしACID ANDROIDの本質(zhì)が変わったという印象は受けない。むしろどんなサウンドであれどんな音楽性であれ揺るぎのないyukihiroの強(qiáng)烈なまでの個性を感じ取ることができる。それは音數(shù)を絞り空間を活かしたシンプルな音作りと端正なバランス感覚に富んだサウンド?プロダクションだ。それはyukihiroの歌うメランコリックなメロディ、抽象的で含みの多い歌詞を引き立て、彼にしかできない、クールで耽美的な世界を現(xiàn)出している。とはいえ、yukihiro自身は“音數(shù)の少ないシンプルなサウンド”という見方にはこう反論する。
「よくそう言われるんです。音數(shù)を絞ってるって。でも僕は「けっこう音數(shù)を入れたなあ」と思ってるんです。でも人にはそう聞こえてるんだったら、ちゃんと整合性がとれてるのかなと(笑)。もちろん必要なフレーズを必要な音色で必要な分だけ鳴らしてるつもりなんですけど……音色を作るのにめちゃくちゃ時間をかけるんですよ。それで自分で勘違いしてるのかもしれないですね。時間かかってるから、たくさん音を入れたに違いないって(笑)」
こうした感覚の違いは興味深いが、それだけ彼の作る音がきっちりと整理され、すべての音が無駄なく有機(jī)的に連なって、必然性のあるサウンドとして鳴っているということだろう。そこには彼の幾帳面で真面目なキャラクターも関係しているに違いない。
若いころは月に何十枚もCDを購入し、新しい音楽に常に刺激を受け自己の音楽性を更新?進(jìn)化させてきたyukihiroも、最近はそれほど新しい音楽を追い求めなくなってきたという。
「たとえばACID ANDROIDのサポートをしてくれてる小林(祐介)君(THE NOVEMBERS)とか、KAZUYA君(Lillies and Remains)とかにも「最近何聴いてますか」って訊かれるんだけど、逆に彼らから教えてもらったりしてます(笑)。今はネットがあるからその場ですぐ聴けるじゃないですか。で、いいなとは思うんですけど、だったらバウハウスやデペッシュ?モードの方がいいかなって(笑)。特にデペッシュ?モードは今でも現(xiàn)役で"/>
專輯簡介:
yukihiroのソロ?プロジェクトACID ANDROIDの新作が到著した。前作『13:day:dream』以來、なんと7年ぶりのフル?アルバム4作目である。今回もyukihiroがひとりで更多>
yukihiroのソロ?プロジェクトACID ANDROIDの新作が到著した。前作『13:day:dream』以來、なんと7年ぶりのフル?アルバム4作目である。今回もyukihiroがひとりでスタジオにこもり、すべてのトラックとヴォーカル、ミックスまで手がけて完成させた。楽曲制作は5~6年前から少しずつ進(jìn)めていったという。
前作から今作に至るもっとも大きな変化は、ヘヴィ?メタリックで激しいギター?リフが先導(dǎo)していくような攻撃的な曲がなくなり、シンセサイザー中心のエレクトロニックな側(cè)面が強(qiáng)調(diào)されていること。ここ最近のライヴでは本作収録曲がたびたび演奏されていたし、舊曲もこの新しい方向性に準(zhǔn)じてリニューアルされていた。ライヴをチェックしていた人ならこの変化はある程度予想できていたはずだ。
「音楽的な好み自體はそんなに変わってないんですけど、一回ギターからは離れてみようと思いました。今までのACID ANDROIDの音楽……いわゆるインダストリアル?メタルみたいなものは聴く分には今もかっこいい音楽だと思ってますけど、作るのは……少し飽きちゃいました(笑)。自分なりにやることはやったかなとも思ったので」
yukihiroによれば、インダストリアル的な音楽はミニストリー、ナイン?インチ?ネイルズといった代表的なアーティストによって音楽的なフォーマットが確立されていて、これまでのACID ANDROIDの音楽制作は、それにいかに自分なりのアイディアや感覚を加えて自分の音楽にしていくかを考えながらやってきた。そういうアプローチの方法はある程度やり盡くしたという思いがあるようだった。
そしてそれに代わるものとしてyukihiroの関心の対象に浮かび上がってきたのは、自分が若いころにリアルタイムで聴いていたデペッシュ?モードなど80年代ニュー?ウエイヴだった。
「デペッシュはずっと好きですし、今までの作品にも反映されてると思うんですけど……あの時代は新しくて尖ってるものはみんなニュー?ウエイヴと言われていたじゃないですか。その感覚みたいなものを改めて追求してみようと思ったんです。音楽を作る時、僕は常にそうですね。いわゆる天から降ってくる的なものは一切ない気がして。自分がかっこいいと感じた音とか曲を自分でもやってみたいという思いが強(qiáng)いんですよ」
そうして出來上がった『GARDEN』は、サウンド的には前作から少なからず変化しているが、しかしACID ANDROIDの本質(zhì)が変わったという印象は受けない。むしろどんなサウンドであれどんな音楽性であれ揺るぎのないyukihiroの強(qiáng)烈なまでの個性を感じ取ることができる。それは音數(shù)を絞り空間を活かしたシンプルな音作りと端正なバランス感覚に富んだサウンド?プロダクションだ。それはyukihiroの歌うメランコリックなメロディ、抽象的で含みの多い歌詞を引き立て、彼にしかできない、クールで耽美的な世界を現(xiàn)出している。とはいえ、yukihiro自身は“音數(shù)の少ないシンプルなサウンド”という見方にはこう反論する。
「よくそう言われるんです。音數(shù)を絞ってるって。でも僕は「けっこう音數(shù)を入れたなあ」と思ってるんです。でも人にはそう聞こえてるんだったら、ちゃんと整合性がとれてるのかなと(笑)。もちろん必要なフレーズを必要な音色で必要な分だけ鳴らしてるつもりなんですけど……音色を作るのにめちゃくちゃ時間をかけるんですよ。それで自分で勘違いしてるのかもしれないですね。時間かかってるから、たくさん音を入れたに違いないって(笑)」
こうした感覚の違いは興味深いが、それだけ彼の作る音がきっちりと整理され、すべての音が無駄なく有機(jī)的に連なって、必然性のあるサウンドとして鳴っているということだろう。そこには彼の幾帳面で真面目なキャラクターも関係しているに違いない。
若いころは月に何十枚もCDを購入し、新しい音楽に常に刺激を受け自己の音楽性を更新?進(jìn)化させてきたyukihiroも、最近はそれほど新しい音楽を追い求めなくなってきたという。
「たとえばACID ANDROIDのサポートをしてくれてる小林(祐介)君(THE NOVEMBERS)とか、KAZUYA君(Lillies and Remains)とかにも「最近何聴いてますか」って訊かれるんだけど、逆に彼らから教えてもらったりしてます(笑)。今はネットがあるからその場ですぐ聴けるじゃないですか。で、いいなとは思うんですけど、だったらバウハウスやデペッシュ?モードの方がいいかなって(笑)。特にデペッシュ?モードは今でも現(xiàn)役で