鼓動

朝焼けには

描けないよ

もどかしさの中

時は疾って

走り出した

舗道の先

見えたのは

銀嶺にかかりゆく

雲(yún)の運命よ

哀しみすら

凌駕して

湧き上がる

抑えきれぬ

想いの中で迷って

この鼓動の響き

最中に答えがあるの

舞い散れば百花繚亂

絶え間なく揺らげば

あの轍に殘る

痕跡よ握り締めた

剣を君に懸けて

今を生きている

掌には殘光だけ

眩しすぎたのか

夢の終わり

追い駆けても

揺蕩わない

欲しいのは

氷雨すら畏れない

強い心よ

濡れた君を

抱き締めれば

芽生えてく

誰も知らぬ

誓いの先を目指し

その鼓動の響き誰が為

見つめたふたり

色鮮やか瞳の中

絶え間なく揺らげば

あの軌跡は遠く彼方で

待っている

君に剣を懸けて

今は別れ告げて

忘れられない

(溫もりなら)

心に(あるから)

この路を進む微笑って

この鼓動の響き最中に

答えがあるの

舞い散れば百花繚亂

絶え間なく播らげば

あの轍に殘る痕跡よ

握り締めた

剣を君に懸けて

ふたり生きていく

熱い鼓動と共に