[ti:永遠の朱雪] [ar:Gero] [al:one] [by:黄病病] [00:00.00] [00:01.07]永遠の朱雪 - Gero [00:20.29] [00:21.45]作詞:hotaru [00:24.59]作曲:Tom-H@ck [00:27.72]BY:黄病病 [00:34.00] [00:34.97]遠い昔の雪の降る時分 [00:40.21]箱入りの姫は密やかに逢瀬を重ねていた [00:47.30]男は市井(しせい)の若人 許されぬ愛は [00:55.28]嗚呼、何故に燃えてゆくのか [01:01.02]「今は雅な羽織さえも忌まわしい」 [01:08.34]と姫は泣く [01:12.18]「今宵、月と共に逃げてしまおう」 [01:15.93]男はいざ、その手を取る [01:18.67]駆け出す背に雪が [01:22.13]積もれど 積もれども [01:25.12]その影は闇夜に深まるばかり [01:29.77] [01:41.80]朝、宮人の追っ手が迫れば [01:46.63]男は震える手に力込め刀を振るっていた [01:53.96]嗚呼、覆水は盆に返ることはない [02:02.34]雪に血が降り 愛の火のよう [02:07.94]「愛と罪とが首にきつく辛いの」 [02:14.95]と姫は泣く [02:18.92]「此処で立ち止まるわけにはゆかぬ」 [02:22.44] [02:22.67]男はまた、その手を取る [02:25.40]行先など知れず [02:28.85]歩けど 歩けども [02:31.89]その時は無情に近づくばかり [02:39.57] [03:01.28]「一目見た時決まった定めでしょう」 [03:07.79]朝霧に笑みが映え [03:13.00]「箱の中では人生(いのち)などなかったの [03:18.98]もう一層 構わずに [03:24.94]そなたと共にどこまでも行きましょう [03:30.83]雪の道を」 [03:33.74]「然(さ)らば永遠(とわ)の場所へ共にゆこう」 [03:37.47]姫は嬉し 空を仰ぐ [03:40.40]迷いが消えたように [03:43.88]からりと晴れゆく [03:46.12]「さらば、永遠(とわ)の場所でまた会えよう」 [03:49.53]男はいざ、刀を取る [03:52.46]震わぬ手で涙拭い [03:58.53]微笑み湛(たた)えた姫の胸に [04:04.14]刀を深く深く突き立てた 嗚呼! [04:16.56] [04:17.05]by:黄病病 [04:33.35] [04:33.72]END