[00:00.901]もう忘れてしまったかな [00:03.897]夏の木陰に座ったまま、氷菓(アイス)を口に放り込んで風を待っていた [00:12.154]もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ [00:17.151]本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと [00:26.648]忘れないように 色褪せないように [00:31.651]形に残るものが全てじゃないように [00:39.397]言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて [00:44.652]僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ [00:49.905]風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて [00:55.397]浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく [01:22.895]もう忘れてしまったかな [01:24.896]夏の木陰に座った頃、遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか [01:33.163]君はそれを掴もうとして [01:35.900]馬鹿みたいに空を切った手で [01:38.905]僕は紙に雲一つを書いて、笑って握って見せて [01:45.400]忘れないように [01:48.153]色褪せないように [01:50.662]歴史に残るものが全てじゃないから [01:58.147]今だけ顔も失くして [02:00.655]言葉を全部忘れて [02:03.401]君は笑ってる [02:05.402]夏を待っている僕ら亡霊だ [02:08.653]心をもっと教えて [02:11.650]夏の匂いを教えて [02:13.895]浅い呼吸をする [02:46.905]忘れないように [02:49.401]色褪せないように [02:51.896]心に響くものが全てじゃないから [03:01.897]言葉をもっと教えて [03:04.654]さよならだって教えて [03:07.161]今も見るんだよ [03:08.898]夏に咲いてる花に亡霊を [03:12.656]言葉じゃなくて時間を [03:15.406]時間じゃなくて心を [03:18.147]浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく [03:48.407]もう忘れてしまったかな [03:50.895]夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた