[00:09.13]いたずらな指 微睡み塗れ 探り当てたよ [00:17.29]僕らのかけら ちぐはぐにでも 語り出すから [00:27.73] [00:33.79]川原の先で 何かが騒ぎ また囁いて [00:42.24]木の間の道を 踏み入る僕に 差し伸べた [00:49.93]ひとり 飛び出しても [00:53.98]きみは 呼びかけたね [00:58.40]いつも 三歩先で [01:02.40]振り返る [01:05.16] [01:06.38]ふたりで追いかけたね水平線 [01:10.45]踏み割る水面にじゃれあって [01:14.55]風が凪ぐまでは 星に会うまでは [01:18.59]瞬くことすらも忘れてた [01:22.81]ふたりで見つけたあの光景を [01:26.92]確かにこの目は吸い込んだんだ [01:31.08]思い出すまでは 何処にあったのかな [01:35.09]気だるさの中 ひとり目を覚ました [01:40.67] [01:48.30]ふと考えた 僕は何処から 何処へ流れて [01:56.60]この血潮には あの煌きを 見たはずで [02:04.42]瞳 閉じた先の [02:08.60]きみが 別れの際 [02:12.79]くれた メノウの青 [02:16.96]探しても [02:19.61] [02:20.90]ふたりで触りあった輪郭線 [02:24.83]今では少し長くなって [02:28.99]遠い場所までは 遠い過去までは [02:33.18]爪先立ちの僕涙目さ [02:37.23]ふたりで見れなくなる光景に [02:41.40]スズランの花がほほえんだ [02:45.63]空の色までも きみの顔までも [02:49.74]忘れる時が来るとは思わずに [02:54.76]遥か昔の光に [02:58.74]此処にはない空に [03:01.69]戻りたくなるよ きみと過ごした日々 [03:05.92]この列車 飛び乗れば きっと [03:14.70]強がりが打ち付けた空窓に [03:18.76]思い描き上げたらユートピア [03:22.82]あやふやな虹が まぎれこんだ夢が [03:26.94]記憶の核心で目を逸らす [03:31.06]追いかけ続ける境界線 [03:35.29]僕は醜い側の世界で [03:39.42]あの水平線を その輪郭線を [03:43.43]ふたたび撫でることすら僕はもう [03:48.04]ふたたび戻ることなど僕はもう [03:52.03]ふたりの失われた空を 仰いで [04:01.00]