[00:20.371] 幼き日と今とを結ぶ 村祭りの歌 口ずさむ君 [00:35.385] 振り返る大人びた仕草 夕焼けに 染まる頬を隠す道 [00:50.308] 細い肩についた木の葉 伸ばした手がためらう [01:00.352] 透明な翅 震わせ浮かぶ 何処に止まる 秋茜 [01:10.316] また明日まで 去り行く先で 赤く忍ぶの? [01:31.013] 暮れ急ぐ西日を追いかけ 帰り路が いつまでも続くこと願う [01:45.549] 肌寒さが僕等を寄せて 思い出す 無邪気に手を繋いだ頃 [02:00.342] 止まりそうで止まらないまま 宙に遊ぶ指先 [02:10.160] 行き場なくして 山の際の一番星を指したよ [02:20.246] 微笑む君の横顔見つめ 笑い泣く心 [02:53.044] 透明な翅 震わせ浮かぶ 何処に止まる 秋茜 [03:02.759] また明日まで 去り行く先で 赤く忍ぶの? [03:12.843] 尾花の土手に月が昇る 光満ちた今宵は [03:22.738] 「また明日ね」の前に告げる 僕の想いを――