[00:00.000] 作词 : 魂音泉 [00:00.000] 作曲 : ZUN [00:00.00] [00:01.70]三界の狂人は狂せることを知らず [00:04.60]四生の盲者は盲なることを識らず [00:07.46] [00:07.59]生まれ生まれ生まれ生まれて [00:09.59]生の始に暗く [00:11.08]死に死に死に死んで [00:13.10]死の終わりに冥し [00:14.27] [00:14.33]――――空海「秘蔵宝鑰」 [00:27.00] [00:27.10]今は昔 御伽話 [00:28.33]生と死がある程度には人の形 [00:30.41]望まれない身の上の意味も [00:31.90]耳を立てずとも聞こえてくる [00:33.55]忌み子としての私 [00:34.23] [00:34.68]思えばあの日が分岐路 [00:36.05]まだ打てない終止符を [00:37.27]誑かされ恥を重ねた [00:38.80]男の末路は見るも無残 [00:40.14] [00:40.40]傷も深く 煙が立つ [00:42.10]集まる好奇の目が夜に輝く [00:43.80]火消し虚しく千里を [00:45.00]走る悪事は時をかけて世に憚る [00:47.00] [00:47.10]無理難題 表舞台 [00:48.65]から遠ざかる 見るに耐えない [00:50.38]止まない涙雨が [00:51.43]燻らせた憎悪がいつしか [00:53.05]消えない焔と化す [00:54.30] [00:54.40]憎しみの灯火が道標 [00:57.10]人影 後ろから近づく [00:58.80]不死の山 力づくで手にした成果は [01:00.90]奇しくも生と死の消し方 [01:02.55]逃げ道 赤富士を背に探す [01:04.00] [01:04.03]狂おしい満月の下 蓬莱の人の形 [01:06.73] [01:06.78]身に宿る不尽の火が輪廻を燃やす [01:10.18]器と魂 御伽噺 かつての姿は跡形も無く [01:14.39]包まれた炎の中 幾度と無く甦る蓬莱の焔 [01:20.22] [01:20.28]今尚、不尽の火がこの身を焦がす [01:23.32]歳月の形なすがままに [01:25.39]寄り添う影 永遠とまた藻掻く [01:27.61]包まれた孤独の中揺らめく [01:30.60] [01:30.65]月まで煙る不死の焔 [01:33.50] [01:33.73]不老不死 [01:34.92]注意深いだけ [01:35.45]四六時中訝しがられる [01:37.36]人妖、亡霊、人間を並べる [01:38.86]暗い輪廻の開放 [01:40.05] [01:40.10]今や流浪人 風来坊 終わらない [01:42.30]永遠の苦輪が代償 [01:43.66]人里離れ結界を [01:45.30]潜りて流れ着くは何処 [01:46.79] [01:46.80]光陰矢の如し [01:47.90]幾百の年を重ね相まみえる [01:49.70]この目を疑う [01:50.70]曖昧になる昼と夜の合間 [01:52.33]見える姿は月の真下 [01:53.97] [01:53.98]相対し伸ばす手先に忍ばした [01:55.76]恨み辛みが紅に染まる [01:57.46]儚く笑う人の形を [01:59.00]した抜け殻を焔が溶かす [02:00.70] [02:00.75]退屈で無気力な日々 [02:02.79]あの頃に成り代わり [02:04.30]殺し合いばかり [02:05.60]の日常に救われる皮肉にも [02:07.44] [02:07.45]最大の大罪の犠牲者の死生観 [02:10.20] [02:10.23]止まった早送り [02:11.40]山奥に独り潜み静観 [02:13.38] [02:13.39]数ある異変も四方山話 [02:15.05]穢き世 靄がかかるも野放し [02:16.85]肝試しに取り乱し [02:17.90]笑う月人 遥か彼方の戻り橋 [02:20.09] [02:20.10]夜雀も黙る [02:21.30]無くなる代替の媒体は真実を晒す [02:23.70] [02:23.71]丑三つ刻 満月の下、蓬莱の人の形 [02:26.49] [02:26.50]身に宿る不尽の火が輪廻を燃やす [02:29.83]器と魂 御伽噺 かつての姿は跡形も無く [02:34.10]包まれた炎の中 幾度と無く甦る蓬莱の焔 [02:39.84] [02:39.89]今尚、不尽の火がこの身を焦がす [02:43.04]歳月の形なすがままに [02:44.96]寄り添う影 永遠とまた藻掻く [02:47.30]包まれた孤独の中揺らめく [02:49.80] [02:49.81]月まで煙る不死の焔 [02:53.24] [02:53.28]籠女 籠目 [02:56.10]口ずさむ罪と罰は誰が為 [02:58.30]不死の病はやがて蓬莱 月の姫 [03:00.50] [03:00.51]何時、何時出やる [03:02.90]後ろの正面が燃え上がる [03:04.90]穢き世の美しき檻 [03:06.34] [03:06.39]永遠の命 夜は幻 [03:09.65]狂気に満ちた不可視の珠 [03:11.68]物語の終わりとて始まりの話 [03:13.82] [03:13.83]草木も眠る丑三つ時 [03:16.30]人間も妖怪も無い殺伐とした夜 [03:18.75]名の通り永夜抄 再構築 [03:20.93] [03:20.94]月まで煙る不死の焔 [03:24.08] [03:24.09]不尽の火が輪廻を燃やす [03:26.18]器と魂 御伽噺 かつての姿は跡形も無く [03:30.31]包まれた炎の中 [03:32.75]幾度と無く甦る蓬莱の焔 [03:36.05] [03:36.10]今尚、不尽の火がこの身を焦がす [03:39.40]歳月の形なすがままに [03:41.31]寄り添う影 永遠とまた藻掻く [03:43.63]包まれた孤独の中揺らめく [03:46.79] [03:46.80]月まで煙る不死の焔 [03:50.10]