[00:21.500]悠久の街 自我の濫觴 [00:24.500]創は深く節を添える [00:28.400]明日の日を待つばかりに [00:31.600]戻る戻る 壊落を経て戻る [00:42.400]困窮の民 日を跨げば [00:45.600]胤を掘り返し右往左往 [00:49.500]数は約二万四千 [00:52.600]急ぐ急ぐ 慌て再迷き急ぐ [01:14.000]芸術・微苦く苛まれ [01:17.500]或制御卓に目を移す [01:21.100]汗が額を撫でて落ちる [01:24.500]「さよなら社燕秋鴻、また明冂 [01:28.000]泥路・走り出し灰塗れ [01:31.500]或瀝青路で目を焼いた [01:35.100]壊れた街路に身を墜す [01:38.500]「さよなら牽衣頓足、また明日」 [02:09.000]—今刻んだ [02:16.000]—今拓いた [02:23.000]—対自核は [02:30.000]—繰り返した [02:52.200]重油槽に塗れている 極彩色の球体を掴む [02:59.100]眼球規模を指先で 搬ぶ搬ぶ 呼吸を止めて搬ぶ [03:23.700]作業場・細長く間縫い [03:27.200]或回線に歩絡を挿す [03:30.700]脳が赦した永遠の隙間 [03:34.200]「さよなら陽関三畳、また明冂 [03:37.600]物質・旧四核を囲い [03:41.200]或半球へと背を向ける [03:44.700]実験室に響く音色 [03:48.100]「さよなら愛別離苦、また明日」 [04:18.700]—今刻んだ [04:25.700]—今拓いた [04:32.700]—対自核は [04:39.700]—繰り返した [04:46.700]—今刻んだ [04:53.700]—今拓いた [05:00.700]—対自核は [05:07.700]—繰り返した