[00:00.00]燃ゆる月 道の果て [00:03.00]灯る雪洞(ぼんぼり)に揺り揺られ [00:06.00]歌え踊れ 今宵は宴 [00:09.00]祭の太鼓が鳴る しらべ [00:17.00]化作の迷い言葉 [00:20.00]現世に紅をさす [00:22.50]『 胸焦がした旅情も 今や忘る頃か』 [00:29.00]説破いまだこの身は [00:30.50]悟るには宵の口 [00:33.50]忘るるものか 忘るるまいぞ [00:37.00]溶いた白粉(おしろい)に隠す [00:40.00]然らばあばよ 人は誰も [00:42.00]一人遊びの 独楽(こま)なれど [00:44.00]流したん 泪のこころは [00:47.50]うつりゆきゆかぬ [00:49.50]咲き乱れ 舞い踊れ [00:52.50]数多の雪洞が 揺り揺れる [00:54.50]今宵呑めや 歌えや 酔いの果て [00:59.50]醒むるるものか 醒むるまいぞ [01:03.50]鳴らす 鬼太鼓のバチばち乱れ [01:05.50]今宵月は美な 瞳 瞳 と [01:08.50]満ちる十六夜の宴よ [01:11.50]踊れ日の出がさすまで [01:19.00]出会う友の姿 彼方より来たる在り [01:25.00]『ともすれば、これも一会か』 [01:27.80]心予(こころあらかし)めた [01:31.00]切った 張った 喧嘩独楽(けんかこま) [01:33.80]鳴らせ 囃子(はやし)の鼓 [01:35.80]負ふるるものか 負ふるるまいぞ [01:38.80]童心地(わらべごこち)に応える [01:41.80]尽きらば ままよいざ 身投げも [01:45.50]厭うことなく 悔いも無し [01:47.00]あるいは これこそが 果てなら [01:49.50]鼓動の高鳴る [01:51.70]散りぬるは かの夢か [01:54.00]我が世ぞ 天元の常ならむ [01:57.00]今宵色は 匂えど 月見れば [02:02.00]止むるるものか 止むるまいぞ [02:04.50]御形弁天の裾乱れ [02:07.50]今宵夢は美な煌々と [02:10.00]燃ゆる 片時の 命よ [02:13.80]歌え 日の出がさすまで [02:21.80]語る言葉 故語れど 是非も無く [02:27.00]歌うことは 故言わねど身を寄せぬ [02:31.50]いざ 明くるまで 今宵は宴 [02:37.00]二度のない 刹那のしらべ [03:18.80]はぐれた 人はいまいずこか [03:21.50]風の便りも わからねど [03:25.70]流したん 泪のこころは [03:28.70]夜風にさまよう [03:31.50]然る人を想う [03:33.80]眺むれば 天の川 [03:35.50]数多の雪洞が揺り 揺れる [03:38.50]今宵 呑めや 歌えや 酔いの果て [03:43.50]醒むるるものか 醒むるまいぞ [03:46.50]鳴らす鬼太鼓のバチ乱れ [03:49.50]今宵月は美な 瞳 瞳と [03:52.80]満ちる 十六夜の宴うよ [03:55.50]踊れ 日の出がさすまで