[00:00.000] 作词 : 无 [00:00.396] 作曲 : 无 [00:00.793]どうぞ、話して [00:06.807]「それは遠い昔のこと。 [00:13.569]僕は幼く、体も小さく、 [00:20.583]一人きりの日々で。 [00:27.349]いつしか、隣に [00:33.860]似た風の人がいたんです。 [00:40.624]とても幼く、体も小さく、 [00:47.386]一人きりの少女 [00:54.141]僕らは毎日、話をしたんだ。 [01:00.915]声も名前も、思い出せないけど [01:07.919]雲が流れたとか、花が咲いたとか [01:14.432]それだけで良かったんだ。」 [01:21.196]それは恋よ、グレゴリオ [01:25.455]暗い夜の淵でも、 [01:28.961]一人手探りのまま、ゆけるようにと [01:35.724]誰かがそう、残した [01:38.981]淡く燃える光よ、 [01:43.238]忘れないで [01:50.503]「傘を濡らして [01:56.766]二人で歩いたんだ [02:03.215]跳ね立つしぶきも、雨蛙の声も [02:09.978]鮮やかに覚えているのに。」 [02:16.993]いいえ、 [02:20.006]思いたせないこともあるでしょう? [02:30.268]誰もすべてを、心の隅っこに [02:37.031]おいておける訳じゃないのよ。 [03:37.799]「悲しいことは思い出せないこと [03:44.813]それも忘れてしまうこと」 [03:51.577]泣かないでグレコリオ [03:55.594]盲いたその目では、 [03:59.090]正しさは曇って [04:03.098]見えないとしても [04:05.602]私が教えてあげる、 [04:09.107]その話の続きを、 [04:13.366]さあ! [04:15.125]「これが、恋」とグレゴリオ [04:19.125]暗い夜の淵では、 [04:22.632]一人手探りのまま [04:26.897]歩けないのだと [04:29.645]杖になり寄り添ったまま、 [04:32.903]折れてしまうその日を、 [04:37.161]怖がりながら [04:45.678]これは恋よ、グレゴリオ [04:49.686]暗い夜の淵では、 [04:52.942]貴方無しではもう、 [04:57.452]歩けやしないよ [04:59.706]微笑んでグレゴリオ [05:03.213]雲が流れたんだよ [05:11.735]ねえ