[00:00.000] 作词 : Guiano [00:01.000] 作曲 : Guiano [00:12.08]いつしか見ていたあの空を眺めることも苦しくなった [00:17.92]こんなんじゃいつまで経っても [00:20.68]泥水をすする生活とは別れられないから [00:25.42]どうか神様、 [00:26.71]この雨を止まさせてはくれないか [00:29.94]って願えば叶うほど甘くないんだよ [00:33.50]なんて言われる前にやめにしよう [00:36.62]重い足取りで東京を歩いた [00:42.52]路上で歌っている青年に訊いた [00:48.74]「金もねぇのに歌い続けて [00:51.37]馬鹿のままで生きていくんですか」 [00:54.35]ふと笑いながら青年は言う [00:57.42]「今が一番生きてる気がするんだ」 [01:11.95]馬鹿なやつもいたもんなんだな [01:14.70]客も一人いない駅前 [01:17.92]そりゃそうだ彼の歌はひどいもんさ [01:21.16]自分で気づいてるのかも怪しいくらいに [01:25.24]でかい声でさ [01:26.66]社会への不満をぶちまけている [01:29.86]土砂降りの中歌い続けてる彼を [01:33.59]僕はまだわからなかった [01:36.03]レイニー [01:41.93]レイニー [01:59.93]明日の行方も知らないまま [02:02.80]僕は東京を歩いている [02:05.90]目まぐるしく回る環状線に [02:09.26]一度身を預けてみても悪くないかなって [02:13.22]少し思った [02:14.67]そんな僕の前で今日も歌ってる [02:18.01]相変わらず客は一人もいないな [02:21.45]僕は彼に一つ訊いた [02:23.92]「金もねぇのに歌い続けて [02:27.32]馬鹿のままで生きていくんですか [02:30.33]こうして今日も棒に振っている [02:33.38]人生を続けていくんですか」 [02:36.40]「たとえ食っていけないとしてもさ [02:39.51]誰かに届けばいいや、それに」 [02:42.37]ふと笑いながら青年は言う [02:45.34]「今が一番生きてる気がするんだ」 [02:59.98] レイニー [03:11.58]土砂降りの雨の中でも歌う [03:15.40]彼のことを馬鹿だと思ったよ [03:18.42]街行く人に馬鹿にされながら [03:21.41]歌う彼を馬鹿だと思ったよ [03:24.43]こんな雨なら悪くないなって [03:27.44]笑う彼を馬鹿だと思ったよ [03:30.49]彼のように空を見上げて 笑っていたい [03:36.67]