[00:14.62]突然過ぎる知らせに無くした言葉 [00:22.63]受話器越しの震えた声 [00:28.87]流れぬ時と 渇いた瞳の奥に [00:36.79]無力さを抱く 夏の終わり [00:42.22]手を伸ばすことすら出来ない程に遠くなる [00:50.61]ほら 最後の火が落ちた [00:56.31]戻らない時間をどれだけ悔やみ叫んでも [01:04.74]嗚呼 貴方はもう帰らぬ人 [01:24.44]線香花火 ゆらゆら 風に揺られて [01:31.44]短すぎる命の灯り シュンと夜空に散る [01:39.28]あれから何度も繰り返す季節に [01:45.84]この想い 夏の風の中 [02:08.00]あの日貴方は 去り際 僕を見つめた [02:15.83]その目で何を訴えたのだろう [02:22.10]最後に聞いた 貴方の声は今でも [02:30.04]覚えているよ 細い声で [02:35.43]「ねぇ、花火。綺麗だね。 [02:38.63]終わらないでいて欲しいな。」 [02:43.80]ずっと答えを探してた [02:49.60]今年も咲く花火 胸がギュッと苦しくなる [02:57.97]ほら 貴方も今見ていますか? [03:18.40]大人になるにつれて 遠のく記憶に [03:24.60]貴方へと想い込め 其れに火を灯す [03:31.87]短くもあり儚く 散りゆく最後の光 [03:38.44]消えないで 消えないで もう少しだけ [03:45.64]線香花火 ゆらゆら 風に揺られて [03:53.04]短すぎる命の灯り シュンと夜空に散る [04:00.09]線香花火 貴方に送るこの唄 [04:07.08]大丈夫さ。僕の中綺麗に咲いているから [04:14.93]あれから何度も繰り返す季節で [04:21.43]貴方咲く 夏の空