[00:02.059]揺れる [00:03.125]カタチを模し照らす形象に触れれば 蔦となり絡まる様 [00:07.893]夏の兆しはとうに淡く過ぎ行きて はじまりから霞んでいた [00:23.882]浮かんだ雲の群れに重なった憂は 思い出と呼ばれる様 [00:34.780] [00:35.303]投げ捨てられた君の深い言葉も 重ねては焼き付けた [01:03.959] [01:05.032]この身の郭を包み隠す渠に交えば 形のない淀みを知る [01:15.925]光に向け放つ孤独な恋情の際 透けて 色付いてく [01:25.496] [01:26.034]立ち止まり 傘を開き 歩き始めて 雨を探すんだ [01:35.521]映画の中 話をしようか ここまで [01:44.502]見ようとしてきたモノ [01:46.636] [02:07.846]雲の上 少し先では 君とぼくの 音がしていたんだ [02:18.474]目を逸らした 先の景色に 見惚れた [02:27.506]見落としてきたモノ [02:29.365] [02:29.906]光の中 夜の来ないこの時代に [02:34.417]ぼくらの探していたものはないね [02:39.731]確かなもの飛翔し多重露光する [02:45.567]水面の陽が揺れる [02:50.886]澄み切る硝子が反照して [02:55.396]優しい詩の調べを覗きたいね [03:00.708]少し先の未来 焼き付け 重ねた [03:06.554]今 あなたに届きますように [03:14.269] [03:14.541]波に消える 儚い詩よ あなたに届きますように