[00:17.913] 無機質な部屋の中 [00:20.200] 貴方の呼吸の音が弱く響いた [00:25.162] それだけの時が流れた [00:28.750] 天井のキャンパスに思い描いた [00:32.332] 貴方の景色はどんな色だろう [00:38.134] [00:39.784] もし命に形があったら [00:41.973] 多分それは流れゆく水のように型を変えて [00:49.920] つかもうとしても指と指の隙間から [00:55.100] 溢れ落ちて掬えない [00:59.449] [01:03.702] 冷たく湿ってゆくその肌に触れていたのに [01:08.722] 何も変えることもできない そんな僕だ [01:14.182] 弱く開いた瞳と 溢れる感情の波に [01:19.679] ただ飲み込まれてく [01:23.858] [01:37.026] 知れば知るほどに [01:39.311] 貴方を失うのが怖くなって [01:44.274] どれだけの時が流れた [01:47.879] 感情が麻痺しているのに気付いた [01:51.420] 自分の心が壊れないように [01:57.193] [01:58.952] もし命に形があったら [02:01.042] 多分それは一条の細い糸にどこか似ていて [02:09.026] 手繰り寄せても指と指をすり抜けて [02:14.295] 僕にはそう掬えない [02:18.458] [02:20.695] もし伝えたい気持ちがあったなら [02:24.966] どんなことを差し置いても すぐに伝えなきゃダメだと思った [02:31.624] もし叶えたい願いがあったなら [02:35.863] 止まってる暇はない 動き出さなきゃダメなんだ [02:42.576] もし生きていることを当たり前だと思うなら [02:47.544] ちゃんと生きていないのと同じなのかも知れない [02:53.451] もし貴方の当たり前を守れていたとしたなら [02:58.480] そんなことに気づくこともなかったのかも知れない [03:11.403] [03:25.447] 冷たく湿ってゆくその肌に触れていたのに [03:30.548] 何も変えることもできない そんな僕だ [03:36.012] 弱く開いたその瞳と溢れる感情の波に [03:41.430] ただ飲み込まれてく [03:45.598] [03:47.491] 遠くなってゆく 貴方が記憶になってゆく [03:52.266] 残るものは胸を締める痛みだけだ [03:57.841] まだ凍てついた心と過ぎ去る時間の狭間で [04:03.308] ただ佇んでいる [04:07.444] [04:31.588] もし命に形があったら [04:33.784] 多分それはまた巡りゆく時をいつかきっと超えて [04:41.842] そんなことを願っても仕方ないんだ [04:46.927] 貴方を僕は救えない [04:58.323]